シンポジウム

デザインフォーラム2010「街は人を育てられるか-銀座の実験」

日時 2010年11月2日(火) 15時~17時半
場所

シテ・ドゥ・タン・ギンザ(ニコラス・G・ハイエック センター14F)

出席者

約150名

主催

銀座街づくり会議+銀座アート・エクステンション・スクール

共催

全銀座会、銀座通連合会

協力

スウォッチ グループ ジャパン(株)

後援

中央区

プログラム

講演 「銀座の価値とは?」
吉田 不曇(中央区副区長)
パネルディスカッション 「大学、銀座、そして世界へ」
飯村 和道(女子美術大学教授)
岸本 章(多摩美術大学教授)
杉下 哲(東京工芸大学教授)
地主 廣明(東京造形大学教授)
熊谷 廣己(日本大学芸術学部教授)
楫 義明(武蔵野美術大学教授)
田中 寛志(田中寛志デザイン事務所)
伊藤 明(全銀座会催事委員長・伊東屋)
コーディネーター:山本 豊津(全銀座会・東京画廊)
実現写真展
会場に、これまでの銀座スペースデザイン学生コンペティションに出品された作品の数々、受賞作品の写真を一堂に展示します。

概要
デザインフォーラム2010

中央区副区長の吉田不曇さんから「銀座の価値とは?」というタイトルで基調講演をいただきました。銀座には、銀実会のように「銀座の価値」を継承する若手の会があるから大丈夫、銀座の発展を確信している、と話を終えました。
続いて、パネルディスカッションでは、学生たちを指導してこられた先生方が、このコンペの意義について語りました。学生が銀座のショーウィンドウを実現するという企画は企業にとっては新しいことに挑戦する勇気を与えました。銀座は伝統と同時に革新の街。学生のエネルギーと感性で、今まで見たことのないウィンドウをつくってほしい、という期待を持っていました。
大学にとっては、学生がプロの方と一緒になって銀座で作品を仕上げることにより、大きな夢と成長を与えることができました。また違う大学の学生同士の交流も糧となりました。コンピュータが発達した今、学生が立体物に身体を使って取り組む経験が少なくなっています。それは長い目で見れば、世界に冠たる銀座の美しいディスプレイやファサードのデザインを退化させることになりかねません。そういう目をもって若者を育てることが実は銀座の繁栄にもつながるのではないか、と提言されました。
銀座スペースデザイン学生コンペティションは終わりますが、銀座は今後も大学と連携して銀座が若者を育てそのことによって街が活性化するようなプロジェクトを行っていきたいと考えています。