シンポジウム

銀座の街並みを考える 第2回 「都市再生と銀座」

日時 2004年2月4日(水) 16時~19時
場所

GINZA TANAKA HALL

主催

銀座通連合会

プログラム

基調講演:「都市再生とは何か」
蓑原敬(都市プランナー、蓑原計画事務所)
基調報告:「都市再生法と銀座」
吉田不曇(中央区企画部)
パネルディスカッション:「銀座にとっての都市再生とは?」
蓑原敬/吉田不曇/三枝進(銀座通連合会理事、ギンザのサヱグサ社長)
コーディネーター 陣内秀信(法政大学教授)

概要

蓑原敬さんは基調講演で「都市再生とは何か。この問いは先進成熟国の普遍的な問題であり、経済の活性化のためだけではなく、このことでどのように街が良くなり、誰が幸せになるかを考えることが大事である」と述べ、現在の都市再生の動きに対して「意思決定をするのは誰なのか。地権者とまわりの人たちが、一緒になって考えるようなしくみをつくることが大事。これまでの歴史を背負って、きちんと考えてほしい」と述べました。続いて、中央区助役(当時)の吉田不曇さんが銀座のかかえるさまざま課題と地区計画について話をされました。
パネルディスカッションでは、三枝進さん(銀座通連合会理事)が、地元の人間として「銀座は、社会文化的な価値が経済発展を支えていくようなまちづくりを目指したいと考えてきた。そこに都市再生法による開発が計画され大変驚いている」と述べ、銀座らしい開発を行ってほしい、と話しました。コーディネーターの陣内秀信さんは、「オープンに議論しようとする姿勢が大事。今後もこういった会を続けるべきだ」と語りました。