シンポジウム

銀座の街並みを考える 第3回 「景観法と銀座」

日時 2004年5月27日(木) 15時~18時
場所

十字屋ホール

共催

銀座街づくり会議・銀座通連合会

後援

全銀座会・中央区

プログラム

報告:「景観法とはどういう法律か」
岸田里佳子(国土交通省 都市・地域整備局 都市計画課 課長補佐)
基調講演:「景観法と法律」
西村幸夫(東京大学教授・都市景観)
パネルディスカッション:「銀座の景観と街のルール」
西村幸夫/岸田里佳子/遠藤彬(銀座通連合会理事長)
コーディネーター 倉田直道(工学院大学教授)

概要

景観法はシンポジウム開催時にはまだ国会で審議中、というホットな法律。この法律は、地域の人たちが自分たちで街の景観ルールを提案し決めることができるというものです。
景観法の作成にたずさわった国土交通省都市・地域整備局の岸田里佳子さんに法律を解説していただき、全国の街並み形成に関わっている西村幸夫さん(東京大学教授)に「景観法と銀座」と題して基調講演をいただきました。西村さんは景観法の特徴と課題を述べたうえで、「優れた景観のところを守るという発想だけではなく、景観とは文化的に蓄積されてきた総合的事象ととらえる必要がある。単なる高さや壁面線の位置等の建築ルールではなく、その基本となっていることを考えなくてはならない。銀座でいうと、歴史的な地域理解が重要だと思う」と述べ、銀座の街路ネットワークや街区の大きさなども歴史的に作られてきたものだからそこを考えなくてはいけない、と指摘しました。
続くパネルディスカッションでは、工学院大学教授の倉田直道さんをコーディネーターに、遠藤彬さん(銀座通連合会理事長・銀座街づくり会議評議会議長)が、発言しました。