銀座駐車場協議会では、通りと駐車場の新たな関係性を生み出す「特定路線(※1)」制度の導入を検討しています。「歩くリズム」を感じる銀座らしい空間づくりを支える駐車場施設のあり方を考えるためには、「銀座モビリティ・デザイン案(※2)」に立ち返りながら人と車の関係を見直す必要があります。
そこで、銀座駐車場協議会では、銀座の多様な通りにおける駐車場施設と人・建物・場所の関係や、歩行者や車両、荷捌きなど、街の利用者による通りの利用目的を把握する調査を進めています。
銀座では、「街全体を歩行者天国に変えていく」ことを主軸とする「Ginza Vision 2040」を発表し、交通に加えて、景観形成、環境安全、災害対策など様々な視点から実現に向けた取り組みを進めています。今回のセミナーでは、歩行者空間拡大とおいう大きな方針に対して、「特定路線」制度がどのように機能するのか、先行事例と実態から導入の可能性を模索します。
(※1)通りに面する建物に車両出入口を設けないなど、道路構造と建築計画を一体的に整理することで、交通車両を制限できる仕組み。
(※2)2015年に発表。交通優先順位は歩行者を最優先とし、歩行者空間拡大や駐車場の配置等を示した案。
|開催概要|
■日時:2025年12月4日(木)16:00~18:00(15:30開場)
■形式:①会場:esports 銀座 studio(銀座1-11-1 コナミクリエイティブセンター銀座)
②オンライン:Zoom
■参加費:無料
■定員:100名(会場)
※会場は定員に達し次第、お申込みを締め切らせていただきます。
|プログラム|(調整中)
■基調講演:事例から学ぶ特定路線導入の可能性
国土交通省 都市局 街路交通施策課 高濱 康亘
■事例紹介:新宿東口地区特定路線導入事例報告
新宿駅東口地区駐車場地域ルール運用協議会 事務局長 泉 耿介
■解説:銀座モビリティデザイン案から特定路線検討に至る背景
東京大学大学院 新領域創成科 学研究科 特任教授 中村文彦
■パネルディスカッション:銀座における特定路線の方向性と基準を考える
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