銀座のルール

銀座では常に、自分たちの街をこれからどうするか、銀座らしさとは何かを、街の人たちが自ら話し合いながら、ものごとを決めてきました。その精神は明治期より現在に至るまで、変わらず引き継がれています。

以下のうち、地区計画「銀座ルール」と駐車施設整備の手引きは、中央区で条例として定められているものですが、これらのルールも、決定前に中央区と銀座で協議し、合意のうえで定められています。

これらの「銀座のルール」は、時代の変化に伴って常に先進的な銀座であり続けるために、今後も検討を続け、詳細化し、更新してゆくものであると、銀座では考えています。

銀座デザインルール

「銀座デザインルール」第3版

「銀座デザインルール」第3版 冊子
A4 カラー68ページ 
制作・印刷代実費 ¥2,500 (送料別)
責任編集:銀座街づくり会議・銀座デザイン協議会
協力:中央区
発行:全銀座会・一般社団法人 銀座通連合会
発行日:2021年2月1日

『銀座デザインルール』は、銀座の街づくりの経験と社会情勢の変化に応じて柔軟に更新され、進化し続けるルールです。2008 年に2 年間の銀座デザイン協議会の実績を踏まえて編まれた『銀座デザインルール』第1版を刊行して以降、2011 年に第2 版、2015 年に第2版追補別冊と更新を続け、ルールを進化させてきました。今回の第3 版もこれまでの更新と同じく銀座を取り巻く状況と街づくりの課題の変化を受けて更新を企画したものですが、銀座の街が抱える課題は、街路や交通、 商業や文化、インバウンド対応や海外発信など、多岐にわたるようになっています。銀座デザイン協議会を 通じて培ってきた協議型街づくりは、街並みだけではない、様々な場面、テーマで必要とされています。

そこで第3版では、従来の街並みのデザインに加えて、総合的な銀座街づくりのデザインを扱うことにしました。
「銀座らしい街並みのデザイン」から「銀座らしい地区の街づくりのデザイン」へ。ここに『銀座デザインルール』第3 版をお届けします。

詳細は、ニューズレター117号をご覧ください。

「銀座デザインルール」第3版 事例集

「銀座デザインルール」第3版 事例集 冊子
A4カラー28ページ
制作・印刷代実費 ¥1,500(送料別)
責任編集:銀座街づくり会議・銀座デザイン協議会
制作:株式会社小林・槇デザインワークショップ
発行:全銀座会・一般社団法人銀座通連合会
発行日:2023年10月1日

言葉や数値に頼らない銀座独自の「銀座らしさ」の判断基準を、今の街並みから読み取れるように事例集にまとめました。
街は、広告や建築、歩行者と街並みなど、多様な物事と異なるスケールを内包しています。人を軸に街を6つのスケールに細分化し、スケールに合った考え方と視点を示した「銀座デザインルール」第3版に対して、事例集では図版を増やして具体的に解説しています。また、世界的に活躍するグラフィックデザイナー・建築家・事業者の方々にもインタビューも掲載。デザインや設計の前に銀座らしさを知る手掛かりとして、第3版と合わせてご活用ください。

デジタルサイネージ・音声などのルール

商業の街・銀座では、時代の先端をゆく表現や新しい試みを不断に追求しながらも、落ち着いた街並みとの調和、連続性に配慮し、街歩きやショッピングを楽しむ来街者に、銀座らしい街並み環境を提供することを目標に、街づくりに力を尽くしています。

特に銀座には、通りを中心とした商業エリアが形成されているため、パブリックスペースである通り空間のクオリティが最も大切であり、銀座というブランドにそぐわない広告や宣伝は改ていただくよう、これまでも事業者様にご協力いただいてきたところです。個々の商売はもちろん大切ですが、パブリックスペースの質を優先させてきたからこそ銀座全体のブランド性は保たれてきたのです。

銀座では、新しく広告物を出す場合、広告の内容が「銀座らしさを損なうものでないかどうか」「銀座をより銀座らしく活性化するものであるかどうか」等について、全銀座会組織である銀座デザイン協議会との協議をお願いしています。銀座デザイン協議会は、規制ではなく協議によって上記の目的を達成するように努めています。銀座におけるデジタルサイネージおよびビジョンに伴う音声についての方針を決め、周知することにいたしました。

Ginza Design Rules English

I. Ginza Design Council
I-i.Ginza: Area's Characteristics and Organization
I-ii.The Regulations Concerning Ginza
I-iii.The Unique Characteristics of Ginza Design Council

II. Ginza Design Rules
II-i.Contents of Ginza Design Rules
II-ii.Philosophies common to the entire design practice
 Colors
 Sense of Scale
 Height
 Materials
 Illumination
 Designs that uniquely fits Ginza
 Thorough discussions
 Harmony and cooperation with neighbors
 Designs considering local characteristics
 Businesses and purposes
 Management of a building after its completion
II-iii.About Digital Signage

III. Summary