シンポジウム

銀座街づくり会議シンポジウム『GINZA-TOKYO 国際観光都市としての<銀座>』

日時 2012年7月11日(月) 16時~18時半
場所

シテ・ドゥ・タン・ギンザ

出席者

約120名

主催

銀座街づくり会議

協力

スウォッチ グループ ジャパン株式会社

プログラム

講演 「東京の中の銀座-観光都市としての位置付け」
陣内秀信 (法政大学教授)
講演 「国際観光の可能性」
本保芳明 (首都大学東京教授)
パネルディスカッション
陣内秀信
本保芳明
渡邊 新 (壹番館洋服店)
コーディネーター:竹沢えり子 (銀座街づくり会議 企画運営担当)

概要

本保芳明さん(首都大学東京教授)は、国内外の旅行者数等をきめ細かく調査・データ分析するなかで、日本の経済活動を支えていく観光を研究してこられました。そうした数値を具体的に挙げながら、銀座が観光都市をすすめるにあたり、日本国内での日本人観光客が減少していること、街のオリジナリティを守りながら、海外観光客の視点から街を考えること、丸ノ内、築地、汐留など近隣地区と連携を取りながら、銀座を点ではなく面で捉えることの3つをキーワードにお話くださいました。
東京の都市史を大変詳しく研究されている陣内さん(法政大学教授)は、浅草、新宿、渋谷、原宿と銀座を比較しながら銀座=モダン銀座の誕生と発展と今後の銀座のあり方をお話くださいました。新宿、渋谷を中心とした東京の西から、浅草、深川などの東側へ、人気がうつってきていることがわかります。銀座は東西の中央に位置することからも、観光都市として大きな可能性があります。銀座にはたくさんのオリジナリティ、キーワードがありますが、それらをこれから戦略的に打ち出していくことが大事です。
パネルディスカッションでは渡辺新さん(壹番館洋服店)にご登壇いただきました。銀座でご商売をされ、街の活動をされている立場から銀座の国際観光への思いをお話いただき、大変中身の濃い議論が交わされました。
最後にコーディネーターの竹沢えり子は、銀座で働く者、銀座で商売をする者、そして来街者の皆さんが、銀座で働き、生き、買物をする、その喜びや楽しさをとれだけ発信できるのか、それが都市観光につながるのではないかと締めくくりました。