報告会

協議型街づくりをめざして-地区計画「銀座ルール」をより生かすために

日時 2006年5月23日(火)16時~17時半
場所

紙パルプ会館・フェニックスホール

出席者

約220名

共催

銀座街づくり会議 全銀座会 銀座通連合会

プログラム

経過報告
遠藤彬(銀座街づくり会議評議会議長)
1年間の活動報告:活動の概要
竹沢えり子(銀座街づくり会議・企画運営担当)
1年間の活動報告:銀座ルールの見直し
小林博人(慶応義塾大学准教授)
1年間の活動報告
簑原敬(都市プランナー)
質疑応答

概要

報告会では、福原義春代表、遠藤彬評議会議長の挨拶に続き、この1年、銀座街づくり会議がどのような活動をしてきたのかの報告がありました。
蓑原敬さんは、「経済優先の世の中にあって銀座ルールや街の文化がどこまで守れるものなのか心配していたが、銀座の方々の意向が区に反映していったことを喜ばしく思う。曲がり角に立っている日本の街づくりにおいて、成熟した質の高い文化と、風景全体の枠組みの中で街全体を考えていくスタンスがどれだけ作れるのかが問われている。銀座ではそれができるのではないか。協議型まちづくりの実現は画期的なこと。これからは銀座の方々が重荷を背負いつつ、区の協力と支援を得ながらどのようにやっていくのか、全国注視の問題となるだろう」と話しました。
中央区の吉田不曇助役は、「強調したいのは、区と銀座はこの1年だけでなく、平成10年から途切れなく協議をしており、そのなかで地区計画『銀座ルール』や『駐車場ルール』を作ってきたということ。今回の方針発表もそういう積み重ねのなかのひとつの通過点である。真剣な話し合いがなされてきたという実績があるからこそ発表もできたし、これからの街づくりを切り開いて行けるだろうと、銀座を信頼している」と話しました。
質疑応答では、さまざまな意見や質問があり6丁目地区開発に関わる地権者の方からは、「自分たちも銀座をよりよい街にしたいという点では同じ思い。ぜひこれまで我々が考えてきたことを聞き、オープンに話し合う機会を設けてもらいたい」という意見がありました。 最後に遠藤彬評議会議長は「どうすれば将来にわたって銀座らしい街並みを保っていけるか、銀座全体のことを考えて街づくりができるかということを考えている。今後とも、みなさんと協議を重ねて進めていきたい」と挨拶し、会を終えました。