ニュースリリースNews Release

お知らせ

2012年06月25日

資生堂が銀座周辺で生きものの生態調査を実施しました

銀座というと、日本最大の商業地であり、東京屈指の高級商店街という印象が強くあります。各通りにはいろいろな街路樹が植えられており、季節の花々を楽し むことができるという側面ももっていますが、全体として緑を感じられる空間が少ないということは、街の課題でもあります。

現在銀座の西 並木通りで本社を建替えている資生堂が、緑化による生態系と調和のとれたビル設計と、銀座地区への地域貢献を目的として、銀座周辺の緑地で生きもの調査を 実施しました。日比谷公園や浜離宮庭園にはとても多くの生きものが生息していることが明らかになるなど、大変興味深い結果が出た今回の調査は、銀座の街づ くりに新たな視点をもたらしてくれるものとなりました。

この調査結果を壁面・屋上緑化計画、街路樹の選定などに取り込み、計画的に緑化 を進めることで、銀座が、限られた緑をたよりに生きている小さな生きものの中継地となり、将来的に、都市空間における新たな生態系の創造につながる可能性 があります。そうした多様な生きものが共存する豊かな都市空間は、銀座の大きな魅力のひとつにもなることでしょう。今後もこの調査を続けることで生きものの営みを見守り、小さな生きものとも共存共栄できる街づくりをめざしていきたいものです。