江戸時代に形成された町割りをほとんどそのまま今に継承している銀座。店舗の入れ替わりや建替えによって、街の様相は変化しても街の骨格が変わらないように、歴史の積層としての街区を大切にしています。

自動車がない時代から続く街区は歩くのにちょうどよいスケールです。銀座では歩行空間がより豊かになり、来街者が歩く楽しさを感じられるように、街並み景観、環境安全、イベントの開催など、さまざま切り口で銀座街づくりを行っています。交通環境については、人と自動車、街と交通のあり方を考えながら、時代に応じてルールを見直しています。

歩いて楽しい街の実現に向けて、2015年に「銀座モビリティ・デザイン案」を発表しました。

銀座が目指す「歩いて楽しい街」のための方策

  • 交通の優先順位は、①歩行者、②公共交通、③自転車、④自動車
  • 通りの歩行者専用範囲と時間帯を拡大
  • 自転車路上駐輪禁止の範囲を決めること
  • 銀座内を周遊できる簡易モビリティの導入